外国でよく見られるプッシュプル運転

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プッシュプル運転は外国でよく見られる運転方式です。特にドイツ、チェコ、オーストリアといった中欧諸国では特急列車から近郊列車まで、あらゆる列車でプッシュプル運転を採用しています。ヨーロッパにおけるプッシュプル運転は先頭が機関車で、最後尾が制御車のタイプ。日本人にとって、都会のど真ん中を機関車が逆向きに走るシーンは馴染みがないと思います。 プッシュプル運転の代表格はオーストリアとチェコで運行されている特急列車「レイルジェット」ではないでしょうか。時速200キロ以上で走るプッシュプル運転は圧巻の一言。客車大国、ヨーロッパでこそ見られるシーンですね。

 

日本でプッシュプル運転が見られる路線はどこ?

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一方、日本でプッシュプル運転が行われている路線は限られます。2019年5月現在、プッシュプル運転が行われている路線・列車は以下のとおりです。

 

先頭が機関車、最後尾が制御車のタイプ 大井川鐵道井川線(千頭駅~井川駅) 嵯峨野観光鉄道(トロッコ嵯峨駅~トロッコ亀岡駅) JR北海道・ノロッコ号(釧網本線・富良野線など) JR西日本・奥出雲おろち号(木次線)

 

先頭・最後尾が機関車 JR北海道・石北本線の貨物列車

 

先頭が機関車、最後尾が制御車のプッシュプル運転はトロッコタイプの列車がほとんど。大井川鐵道井川線を除くと観光列車になっています。 先ほど述べたとおり、機関車同士のプッシュプル運転はJR石北本線の「玉ねぎ列車」に限られます。YouTubeには「玉ねぎ列車」を動かす機関車のドキュメンタリーが見られますが、極寒の北海道でプッシュプル運転を行う苦労が伝わってきます。