大人も子どもも大好きなミートソース。ほどよい酸味とお肉の旨味の絶妙なコンビネーションは、たまに無性に食べたくなる味です。トマトが嫌いでもミートソースは大好き…という子もいるくらいですから、なんと偉大なメニューでしょうか。
「少し時間がある時にたくさん作っておいて、パスタだけじゃなく、どんぶりの具としても活用しましょう。ドリアにしてもいいけれど、夏は手軽にご飯にのっけるだけでも美味しいですよ」と志麻さん。
材料は少なくシンプルなプロセスで、手間はかけずにちゃんとおいしい…その秘密は、玉ねぎとにんにく、ひき肉をじっくり炒めること。強火で手早く火を通すより、弱火で時間をかけて炒めたほうがおいしくなる…それが志麻さんのレシピの真骨頂です。仕上げにとろりと溶けるチーズでコクをプラスするのもお忘れなく。家族みんなでほおばりたい幸せの味がそこにあります。
作り方
1. 玉ねぎとにんにくはみじん切りにする。
2. 鍋にオリーブ油を中火で熱し、①を入れて炒める。しんなりしたらひき肉を加える。
3. ひき肉の色が変わったらコンソメ、トマト缶、ケチャップを入れて煮詰め、塩・こしょうで味をととのえる。
4. いんげんと小房に分けたブロッコリーはサッとゆでる。
5. 器にご飯を均等に盛り、それぞれに③を盛り付けてピザ用チーズを散らし、④を添える。
Profile タサン志麻さん
連日満席のフレンチレストランやフレンチビストロで約15年間、料理人として腕をふるう。2015年に家政婦に転身し、家にある材料で作る、フレンチメインの作りおきおかずが評判となり、テレビや雑誌に多数出演。それぞれの家庭のライフスタイルに合わせて、好みの味に仕上げるのが志麻さん流。フランス人の夫、2人の息子、2匹の猫と暮らしている。
料理製作/タサン志麻 撮影/松村隆史