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大学生の2.7人に1人が利用する奨学金。親として頼るのはあり?なし?

マネー

2020.09.02

2020.09.03

教育費で最も大きな出費が「大学進学にかかる費用」です。どう工面するか、子どもが小さい時から心配している親もいるかもしれません。そんな時心強いのが「奨学金」です。

 

「経済的に苦しい人が借りる」イメージがありますが、じつは奨学金最大手の日本学生支援機構(JASSO)では、大学生の2.7人に1人が借りています。ただ、「奨学金が返せずに苦しんでいる」ニュースを見ると、ためらう人も…。奨学金に頼るのはあり? なし?家計再生コンサルタントの横山光昭さんに聞きました。

貯金だけで大学費用を全てカバーするのは難しい

 「大学進学の費用」は、実際どれぐらいかかるのでしょうか?ひとつの参考になるのが、全国大学生活協同組合連合会の「2019年度 保護者に聞く新入生調査」です。それによると、受験から入学にかかった費用の平均は次の通りでした。

  • 国公立文系・自宅通学生           1279500
  • 私立大学文系・自宅通学生       1401800
  • 私立理工系・自宅通学生           1719200
  • 私立大学文系・下宿生       2120600
  • 私立理工系・下宿生             2443400

 

進学時には、入学金や授業料の他、出願費用や滑り止めの大学への入学金、教科書代など、さまざまな費用がかかります。自宅から通えないケースは、新生活の準備費用も必要に。さらに、大学2年以降の学費や生活費、今や当たり前になった留学費用も用意しなければいけないと考えると

 

子どもが1人ならともかく、2人、3人といれば、1000万円以上の出費も予想されます。この金額を貯金だけでまかなうのは、簡単ではありません。そこで、多くの人が「奨学金」を利用しています。

親の務めはいつまで?

 「奨学金」は、大学などにかかる費用を自分たちで用意するのが困難な家庭のために、資金を貸し出す制度のこと。「貸与型」だけでなく、返済不要の「給付型」もあります。

 

奨学金を借りることに抵抗がある方は少なくありません。その理由の一つとして、奨学金は親ではなく子どもが借りて返済することが挙げられます。

 

子どもに苦労を背負わせるので、「子どもを大学まで行かせる」という親の務めを果たしていないように思えるのは理解できます。

 

奨学金を借りた方が将来負担は減るかも?

しかし、私は、ほとんどの親は、奨学金を借りることを検討したほうが良いと思います。親の収入だけで学費を工面した結果、老後の資金がなくなってしまったというご夫婦を家計相談で数多く見てきているからです。

 

その方たちは、給料が比較的高い大企業にお勤めの方たちも少なくありません。それでも、子どもの数が多いと、自分たちの稼ぎだけでは苦しくなってしまうのです。

 

老後に子どもからの援助が必要になるくらいなら、奨学金を借りたほうがトータルで見れば、子どもの金銭的な負担は小さくなります。それに、少しでも自分で学費を払うとなれば、本気で勉強するようになるはずです。

 

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