香ばしく焼けたベーコンと、とろーり半熟の卵は、パンにも合うけれど、ご飯との相性も抜群なのは、周知の通りです。
厚切りのベーコンを卵とサッと炒め合わせ、どさっとごはんにのせる。志麻さんが教えてくれた料理の中でも一二を争う簡単レシピですが、口の中は幸せでいっぱいに!
卵は当然、トロトロ食感が理想なわけですが、「フライパンで焼くとつい、火を通しすぎちゃう…」なんて声も。実はその原因は、“やたら卵を触りすぎてしまうこと”なのだとか。
「卵は動かせば動かすほど火が通りすぎて、ポロポロの炒り卵状になってしまうので、ここはじっと我慢。端を少し動かす程度にしてあまり触らないようにすると、絶妙な半熟ぐあいに仕上がりますよ」(志麻さん)
作り方
1. フライパンにサラダ油を熱し、1cm幅に切ったベーコンを炒める。
2. 卵はボウルに割り入れて溶きほぐし、みじん切りにしたパセリ、塩、こしょう、砂糖を入れて混ぜ、①に流し入れて、半熟になるようサッと火を通す。
3. 器にご飯を盛り、それぞれ②をのせる。
Profile タサン志麻さん
連日満席のフレンチレストランやフレンチビストロで約15年間、料理人として腕をふるう。2015年に家政婦に転身し、家にある材料で作る、フレンチメインの作りおきおかずが評判となり、テレビや雑誌に多数出演。それぞれの家庭のライフスタイルに合わせて、好みの味に仕上げるのが志麻さん流。フランス人の夫、2人の息子、2匹の猫と暮らしている。
料理製作/タサン志麻 撮影/松村隆史