街でふいにスパイシーないい香りに引き寄せられ、匂いのもとを探すとケバブ屋さんだった…なんてこともあるほど、今やケバブはポピュラーな食べ物になりました。頻繁な外食を控える人も増える昨今、ケバブがおうちで味わえたら最高ですよね。
「スーパーで手に入るクミンとコリアンダーがあれば、家でもケバブが簡単に作れますよ。スパイス類はたっぷり振るのがおすすめ。マヨネーズと合わせても香辛料の香りがしっかり出るんです」と志麻さん。
鶏肉は皮目からじっくり弱火で15分。皮がクッションの役割をしてくれるため身に火が入りすぎず、ふっくら柔らかく仕上がります。
屋台のケバブは野菜とともにパンに挟んで食べるのが一般的ですが、もちろんご飯との相性も抜群。鶏肉とオーロラソース、生野菜の組み合わせは、クセになる味わいです。
作り方
1. 鶏もも肉の両面に塩、こしょう、クミン、コリアンダーをしっかり振り、フライパンが冷たいうちに皮目を下にして入れてから弱火にかけ、皮目側を10分、身側を5分を目安に、じっくりと焼く。
2. ①が焼けたらフライパンから取り出し、ひと口大に切って、マヨネーズとケチャップを混ぜたオーロラソースとよくあえる。
3. 器にご飯を均等に盛り、ひと口大にちぎったレタス、スライスしたトマトと赤玉ねぎをそれぞれ盛りつけ、②をのせる。
Profile タサン志麻さん
連日満席のフレンチレストランやフレンチビストロで約15年間、料理人として腕をふるう。2015年に家政婦に転身し、家にある材料で作る、フレンチメインの作りおきおかずが評判となり、テレビや雑誌に多数出演。それぞれの家庭のライフスタイルに合わせて、好みの味に仕上げるのが志麻さん流。フランス人の夫、2人の息子、2匹の猫と暮らしている。
料理製作/タサン志麻 撮影/松村隆史