子煩悩だった夫「運動会にはおにぎり100個」
クラウディアさん:夫は家事や子育てに関して100点満点でしたけど、服装には無頓着で、下駄や雪駄でどこでも出かけてしまうんです。洋服を買うのも選ぶのも面倒だというので、毎日のコーディネートは私の役目。防寒でタイツ姿の彼に「バレリーナみたいね」と言うと、おどけてクルクル踊るそぶりをすることも。思い出すと今でもおかしくて笑えてきちゃいます。
── クールなイメージのある辰夫さんに、そんなお茶目な一面が(笑)。
クラウディアさん:何をお願いしても「いいよ」と受け入れてくれる、優しくて器の大きな人でした。「いつかオープンカーに乗ってみたいわ」と、言っていたのを覚えていて、30代のころ、誕生日にいきなりプレゼントしてくれたこともありました。車の中にバラの花がいっぱい敷き詰められていて、すごく感激しました。

── オープンカーにバラの花!まるで映画のワンシーンのようですね。
クラウディアさん:嬉しくて、車の屋根部分を開けて走ってみたんですけど、それはそれで注目されるのがすごく恥ずかしくて。結局、それからずっと屋根を閉めたまま乗っていましたね。
── 子煩悩でも知られていた辰夫さん。アンナさんの学校行事にも積極的に足を運び、毎日のお弁当作りまでされていたとか。
クラウディアさん:毎朝5時に起きて本当に細かく丁寧に作るんです。海苔弁も、海苔をひとくち大に切りそろえて敷き詰め、ご飯の上にキレイに並べて3段に。大きな海苔を1枚敷くだけだと、食べるときに全部お箸にくっついてはがれてしまうでしょう?そういうところまで考えて作るんです。新学期になると年間スケジュールを手帳に書き込んで、PTAや学校行事に率先して参加していました。運動会には100個のおにぎりを握って、みんなに振る舞ったこともありましたね。
── 娘が食べやすいよう、海苔の並べ方ひとつにも気を配り、運動会では100個のおにぎりをみずから握って振る舞う。献身的なパパの姿が目に浮かびます。
クラウディアさん:主人のお弁当は、アンナの友達の間でも評判で人気で『食べてみたい』と言われて、よくお友だちとお弁当を交換していたみたいですよ(笑)。こんなに愛情深い男性っているのね、と感心するくらいでした。