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■現代型肩こりの解消方法

・腕が上がらない人にも効果的な「肩甲骨はがし」 肩こりがひどくなると肩甲骨が動きにくくなり、がちがちに固まってしまいます。自分の肩甲骨の状態を調べるには、まず壁に背中をつけて立ち、その状態のまま腕がどこまで上がるかをチェックしてみましょう。 壁から離れたりひじを曲げたりせず、まっすぐに腕を上げてみて、45度以上上がらなければ肩甲骨ががちがちに固まっている証拠。肩甲骨の動きに問題がない場合には、腕は60度以上は上がるはずなのです。


60度以下の位置で限界がきてしまう、そんな人にもおすすめなのが「肩甲骨はがし」のストレッチとトレーニング。


ストレッチの方法はとても簡単! 先ほどご紹介した肩甲骨がどんな状態かチェックする方法とは逆に、上げた腕をゆっくりと、5秒かけて下ろしていきます。 壁から腕を離し、ひじを曲げないようにして、遠くに手を伸ばすイメージで行うとより効果的です。肩甲骨の柔軟性が高まります。


このストレッチを左右の腕で5回ずつ行った後はトレーニングに移ります。


まず両手のひじを曲げ、手は鎖骨のあたりに持っていき、そのままひじを肩の高さまで上げます。 そこから無理なくできる範囲で高くひじを上げ、その高さをなるべくキープしたまま、5秒かけてゆっくりと両ひじを後ろへ引きます。 左右の肩甲骨がぎゅっと真ん中に寄せられる形になりますが、その状態のままひじを下げ、肩や腕から力を抜きます。


この手順を1セットとして5回行うことで肩甲骨周辺の筋肉を鍛えられ、肩こりや猫背の改善に役立ちます。


まずはストレッチで筋肉をほぐし、その後に筋肉を鍛えるためのトレーニングをするのが効果的です。ですがトレーニングの方は座ったままでもできるので、仕事中に肩が苦しくなったらぜひトレーニングの方だけでも試してみてください。肩甲骨をしっかり動かすことで、こっている筋肉も随分楽になるはずです。