自分は授かれない人生だけど

── はるなさんが子どもたちにここまで一生懸命な理由はなんでしょうか。

 

はるなさん:私は、自分の子どもがほしかったけど、こういう人生なので授かれません。でも、子どもってたくさんいますよね。自分に子どもがいないから関係ないとかじゃなく、同じ今の時代に生きてる人間として、自分さえよければいいって考えは私にはないんです。授かりたくても授かれない方も多いなかで、生まれた命は本当に奇跡。その命は大人が生かして、守ってあげなきゃ。

 

こども食堂を開いて、子育てをしているような気持ちにもさせてもらっているんです。子どもたちが、いろんな人と出会う場を作って、大人の背中を見せてあげられてるのかなって。子どもの笑顔って活力になります。面白いし、かわいいし、私にとって癒やしです。

 

大人も子どももそうですが、人の気持ちって毎日違って、弱いときもあれば強いときもある。男らしいときもあれば女らしいときもある。同じことなのに、今日は笑えないとか、ちょっと仲間はずれにされてると感じちゃうこともある。特に子どもはすごく敏感な空気感の中で生きています。子どもたちを守って、みんなで育てるのは、今を生きる大人の役割だと思っています。

 

取材・文:内橋明日香 写真:はるな愛