食べるのに困っても「恥ずかしいと思わないで」
── 物価高は生活者にとっても苦しく、こども食堂を頼りにする人も少なくないと思いますが、その反面、「行くのがためらわれる」という声も聞かれます。
はるなさん:利用したいけど、「こども食堂に行く家庭だって思われるのは恥ずかしい」という人はいるみたいですね。生活が苦しい家庭の子が行く場所ってイメージがあるようで。でもそんなことは全然なくて、お金に困っていない家庭の子も利用しているし、こども食堂にはいろんなスタイルがあるんです。理由なんてなくていいし、誰でも来ていいんです。
うちは杉並区の八幡山と世田谷区の三軒茶屋の2店舗で毎月第2土曜日にこども食堂を開いています。第2土曜日以外も、三軒茶屋のたこ焼き居酒屋では、たこかたこ焼きの絵を描いてもってきてくれたら、誰にでもたこ焼きをプレゼントする企画を、毎日やっていますから。
── 毎日!それはすごいですね。
はるなさん:ニュースで、ねぎ1本を子どもと3日かけて食べている家庭の特集を観たんですけど、いてもたってもいられなくて。テレビ局に電話して連絡先を教えてもらって、お金を振り込んだことがあるんです。
大きなところにまず振り込んでから、みなさんに分配する形もありますが、支援が本当に届いているかはわかりにくい。「不平等になるから、あなただけっていうのはできないんです」なんて言ってる場合じゃなくて、今、目の前で苦しんでいる人を助けていく時期に、もう来ていると思うんです。「その人だけ助けたって意味ない」と言う人もいるんですけど、この場をどうにか乗り越えてほしいという気持ちで、いつでも来られる場所を作っています。