広がる支援の輪「東野幸治さんも財布から…」
── 長年続けていくうちに、支援する方が増えていると聞きました。
はるなさん:私がこども食堂を開いていると知って、「子どもたちに使って」とライブやイベントの際に寄付してくださる方もいますし、お米や物資を送ってくださる方もいます。お米もすごく高くなったので助かります。お店の寄付ボックスにお釣りを入れてくださる方も多いですし、東野幸治さんはテレビ局で会ったときに、「こども食堂やってるって記事見たで」と言って、財布からパッと3万円出して、「これ足しにしてな」って言ってくれて。
協力してくださる方がいるのは本当にありがたいです。とはいっても店の売上と寄付ですべてをまかなうことはできないので、私の持ち出しも加えてやらせてもらっています。お店はコロナ禍でお客さんの流れが変わってしまい、まだ以前のようには戻っていないんですよ。昔は、夜中の1〜2時までどんどんお客さんが入っていたのに、今は夜10時がラストで、1日2回転。売上が減っているし、コロナ禍で店を閉めていたときにスタッフに払うお給料を国から借りていたぶんの返済もあって、大変です。
「私だけの思いじゃない」大きな輪が広がって
── コロナ禍後の影響でお店の経営も安定しておらず、さらにご自身の持ち出しまである。それでも、こども食堂を続ける理由はなんですか。
はるなさん:続けていくうちに、私だけの思いじゃなく、みんなの思いがつながっていると感じることが増えたからでしょうか。たとえばボードゲーム屋さんから「参加させてください」という依頼があったり、サンドアートをされている方が「無償で教えます」と言ってくださったり。聴覚障がいがあるスタッフがいるんですけど、こども食堂で手話教室を開くこともあります。
子どもたち同士の横の繋がりが増えていくのも感じるだけでなく、「こども食堂を盛り上げたい」という人同士の繋がりが縦にも横にも増えていって、だんだん大きな輪になっているんです。「この流れを止めたくない」、そうした思いからですね。