突破口が見出せず、溶けていく開業資金の2000万円
── ところが、幕開けは厳しいものでした。
石神さん:当初はかなり苦戦しました。経営難から赤字に陥り、約2000万円の開業資金がどんどん溶けていきました。追加融資も2回、3回と、苦しい時期が数年間。知人に声をかけても「春雨なんて…」と敬遠されることがあって。「ヘルシー料理」のイメージだけが先行してしまったのでしょう。
でも、撤退は考えませんでした。中国や東南アジアでの麻辣湯の熱狂的な人気を知っているからこそ、日本でも当たらないはずがないと。ただ、その突破口を見出せず、悶々とする日々が続きました。
