「お兄ちゃんは怒ってばっかり」長男としての重圧
── 念願の共同生活。しかし、仕事で不在がちな母親に代わり、長男である西坂さんが家事やきょうだいの世話を一手に引き受けることになったのですね。

西坂さん:はい。朝から晩まで働く母に代わり、長男の僕を中心に子どもたちで家事をこなしました。でも、毎日やることに追われ、手伝わない弟たちにイライラし、毎日怒っていましたね。当時は「施設出身」であることを恥ずかしいと感じたり、10代のころは家の都合で本当に色々なことがあったから。そうした怒りもきょうだいにぶつけてしまった気がして。当時のことはきょうだいにいまだに謝っています。
ただ、そのせいで「うちのお兄ちゃんは、よく怒ります」って作文に書かれたことがあります。あれは地味にショックでした(笑)。