「母みたいなことは、とうてい真似できない」。 父親の暴力から5人の子どもを連れて逃れ、児童養護施設を経て、母子家庭として自分たちを育て上げた母親。映像作家・絵本作家の西坂來人さんは、その背中を深い尊敬とともに見つめてきました。 一方で、なぜ父親は暴力を止められなかったのか。その背景を探ったとき、西坂さんは父と祖母との間にあった長年の確執、そして世代を超えて受け継がれてしまった「負の連鎖」の正体に気づきます。家族を襲った悲劇の裏側を知ることで、ようやく解けた「呪い」とは。