現金で400万円ポンと「車も買えました」
── ブレイク時は収入もすごかったのでは?高い買い物などしたのでしょうか?
亘さん:ピーク時の大きな買い物は車ですかね。子どもが生まれるタイミングだったこともあり、「車あったほうがいいよな」と思って、当時ほしかった「FJクルーザー」(現在は生産終了)を購入しました。キャッシュで400万円くらいで購入しましたね。このころの収入は月によって変動はありましたが、月収が180万円くらいのときもありました。コンスタントに80~90万円は入っていたかなと思います。

── それは使っちゃいますよね!
亘さん:買い物に関しては浮かれていたというか、家計を気にしないで買っていました。商品のタグを見ないで、「これほしいから買おう」みたいな。飲食店も「ここおいしそうだから入ろう」っていう感じで、予算は考えずに好きなものを食べていたというか。
高級店が好きなわけではないので、安くてうまいお店を見つけては迷わず入っていたという感じでしたけどね。ただ、「あれもこれも手に入れたい」と散財することはなく、ほしいものだけ買って、あまったお金は貯蓄にまわしていました。女房にもそれなりのお金を渡していましたよ。女房はブレイクしたからといって何か変わるわけでもなく、見守ってくれていたと思います。
──マイホームを考えたりも?
亘さん:いや、そのときはまったく家のことを考えていなくて。10~15年前にマンションを都内で購入していたら「いま、いくらになってるの!?」と思ったりしますね。ずっと賃貸に住んでいるんですけど、やはり、生活をひっ迫するのが家賃なんですよね。子どもが大きくなってくると、ひとり部屋が必要になってきますし、ブレイク時に広い2LDKでも買っておけばよかったなと。当時は目先のぜいたくといいますか、昔からの趣味であるアメカジなんかにお金を使っていて、将来の住まいのこと、あまり考えていなかったですね。後悔です…。