食べたものを記録することから始め

ヨガで自分の気持ちを見つめ直した

── その後、ダイエットに取り組まれてマイナス14キロを達成されました。旦那さんから「太ってても中身は一緒」と肯定されたにも関わらず、減量されたのはどうしてでしょうか。

 

よーこさん:もともと太っていたとはいえ、15キロ増えたことで体への負担が増え、膝を痛めたんです。これ以上、体重が増えたら病気が見えてくるなっていう感じがありましたし…。「ボディポジティブ」って言葉がありますけど、たとえ太っていても、体と心がどこも問題がないんだったらいいんだと思うんです。でも健康じゃないのに太っているのをよしとするのは違うなと思いました。

 

私は34歳からヨガを始めて、その後、近所で講師としてレッスンをしていたんですが、お腹の肉のせいでできないポーズが増えてしまったことも理由のひとつですね。

 

── ダイエットはどういったことに取り組まれましたか。

 

よーこさん:ほとんど食事面です。自分に甘くならないよう、ダイエットコーチにお願いしました。コーチから最初に「もう食べ物のことしか考えられないってなる限界まで空腹を感じてください」って言われて、やってみたら朝ごはん後から16時ぐらいまで食べなくても平気だったんです。それで、今まではちょこちょこ食いをいっぱいしていて、ずっとお腹に何かある状態だったんだって気がつきました。あとは食べたものすべてをレコーディングしてコーチに見せていました。食べ物の成分表、特に脂質のところを見るようになりましたね。

 

── カロリーではなく脂質なんですね。

 

よーこさん:脂質ってムダに多く取っているらしいんです。同じカロリーでもたんぱく質が高いものと脂質が高いものでは栄養価が全然違うので、「脂質は減らして」とコーチから言われていました。なので、肉はバラ肉は買わず、脂肪が少ないものを選ぶようにしていました。

 

── ダイエット中、意識的によく食べていたものはありますか。

 

よーこさん:私は生野菜を食べるとお通じの調子がよくなるので、基本的に生野菜をよく食べています。あと、お米ですね。それまで糖質を意識して夕飯に米を食べていなかったんですけど、体を回すエネルギーがたりてなかったんだと思います。それで間食が増えてしまっていたのかなと。今は毎食120gご飯を食べるようにしています。

 

食事を見直したことで更年期障害のような症状に悩む前の体重まで戻せましたが、今後もう少し体重を減らせたらいいなと思っています。