「ごはんと旅は人をつなぐ。」をテーマに、おいしいごはんや素敵な旅を通じて、人と人を繋ぐ。そんな活動をしている料理家・ダーダこと山田英季さんによる、連載エッセイ。山田さんが「とにかく、今これが食べたい気分」な美味しいレシピを、作っているときの熱量も一緒にお届けします。

#28 爽やかな春を知らせるひと皿「小松菜のしらすオイル」

日差しがキラキラと春を知らせてくれる近頃の陽気ですが、いかがお過ごしでしょうか?僕は、出張が多かった日々が終わり、家でゆっくりと過ごせています。

 

家にいると、「今日は〇〇を飲むから、あれを作ろう!」と夜に飲むお酒を決めて、台所に向かいます。

 

今回は、爽やかな春を先取りするようなひと皿を作ります。

 

 

まずは小松菜を塩茹でして、冷水にとり、水けをよくしぼります。

 

 

茹だったら4㎝幅に切って、白だし、水、酢と一緒にボウルに入れて混ぜます。

 

これだけでも副菜としては美味しいのですが、もうひと手間で、さらに美味しいおつまみにしていきます。

 

お皿に盛りつけた小松菜にしらすをのせて、最後にオリーブオイルと黒こしょうをふります。

 

こうするとシャキシャキとみずみずしい小松菜にしらすの塩分が効いて、とっても美味しいです。とっても簡単ですが、いいおつまみです。

 

合わせるお酒は、白ワインやレモンサワー、まだ肌寒いときは、熱燗やお湯割りにも合います。

 

メインのおつまみの前につまむ、晩酌の相棒。ぜひ、お試しください。

2月の台所三箇条

  • 小松菜を茹でるのは1分ほどでシャキシャキ食感に
  • しらすにはオリーブオイルをかけて、さわやかに
  • 春を待つ晩酌は、さっぱりとしたおつまみでゆっくり過ごす