瘀血タイプのあなたへの対策

血のめぐりが悪く、なんとなく不健康そうに見えてしまうのが瘀血タイプ。エネルギッシュに、燃えやすい体にしていきましょう!

 

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太る原因は… 

体が冷えてとことん代謝が落ちているから!

「漢方では血液のことを『血(けつ)』と呼び、瘀血(おけつ)はその血の流れが滞っている血行不良の状態です。血行不良になると老廃物がたまりやすく、代謝がスムーズに進まないため、結果的に太ることにつながるのです」(木村さん)  そのため、瘀血タイプは、あまり食べていないのに太ってしまう傾向が。体を冷やさないようにしてしっかり温め、体全体の血のめぐりをよくして、活性化させる必要があります。

 

<対策❶> 血行をよくする働きのある食材をとる

血のめぐりをよくする食べ物をとることで直接的に血行を促進。具体的には、にら、玉ねぎ、いわし、黒きくらげ、酢、黒豆、黒米などがおすすめです。冷たい食べ物、飲み物はできるだけ避けて。また、朝食抜きなど不規則な食生活も、冷えを悪化させるためNG。

 

<対策❷> 肉や魚など動物性のタンパク質を多めにとる

食事をとること自体が体の代謝を高めますが、三大栄養素のうちのひとつ、タンパク質を積極的にとるのもいいでしょう。肉や魚などの動物性のタンパク質は、筋肉の材料となり、三大栄養素のほかの糖質、脂質にくらべても体を温める効果が高いので、特におすすめです。

 

<対策❸> 湯船につかって体を温め代謝をアップ

末梢の血管は自律神経によってコントロールされています。ストレスによって自律神経が乱れることで血行が悪くなっている人も多いので、ストレスを解消することが大切。その最も簡単な方法が、湯船につかること。体が芯から温まり、リラックス効果も抜群です。

 

<対策❹> 気づいたときに軽めのストレッチをして血行促進させる

まずは血行促進のための運動を。軽いストレッチで筋肉を伸ばし、血のめぐりをよくして冷えを改善しましょう。瘀血タイプは肩こりに悩む人も多いので、仕事中に軽く首や肩を回したり、トイレに立ったときに腕を伸ばすなど、簡単なストレッチを習慣に。