忙しくて相手を思いやる余裕がない、うっかりきつい口調で責めてしまった…。 夫婦ってちょっとしたことでつい衝突しちゃうもの。 だから日頃のコミュニケーションって、実はとても大事なんです! コミュニケーション不足から₄年以内に85%の夫婦が離婚するというデータも。 夫婦再生カウンセラーの下木修一郎さんに夫婦円満のコツを学びます。
教えてくれたのは…
夫婦再生カウンセラー 下木修一郎さん
「自分が幸せじゃなければ、人を幸せにできない!」をモットーに、夫のホンネと「再生の心得」をアドバイス。これまで2000人を超える妻たちの悩みを聞き、解決へと導いてきた夫婦関係再生のプロ。
夫婦の問題、話し合いでは解決できないって本当?
複雑に感情がからみあう夫婦関係をロジカルに解決するのはムリ
「夫に不満を抱く理由の多くは、不公平感からきています。環境の変化にとまどいながら仕事と育児を頑張る妻に対し、一方の夫は何も変わっていないように見え、憤りを感じてしまうのです」とは、夫婦再生カウンセラーの下木修一郎さん。修復不能になる前に、こじれた関係を改善することが重要です。しかし、「単なる話し合いでは、解決しない」と下木さん。「複雑に感情がからみあう夫婦関係をロジカルに解決するのはムリがあります。相手からの愛情が実感できてこそ、言葉が心に響き、歩み寄ることができる。まずは、自分の心を客観的に見つめ直し、夫への思いを復活させることが夫婦関係改善のカギです」
私が離婚を考えるのはこんなとき
離婚には至らなくても、「離婚」の二文字が頭をよぎることは多かれ少なかれ誰にでもあるようす。
妻たちはどんなときに離婚したくなるのでしょうか。
同居していた義理の親ともめたとき、義姉も出てきて一方的にののしられました。かばってくれるわけでもなく、何の役にも立たない夫のふがいなさにガッカリ。思いきって離婚を切り出し、同居を解消。その後、夫の努力もあり、夫婦関係が再生しました。(愛知県・Tさん) 子守りをお願いしても、テレビを見ながら適当に対応したり、
ささいな子どもの態度に本気で怒る心の狭さが情けない。平日はワンオペですが、むしろ夫がいないほうがストレスを感じないので、〝子どもと私だけで暮らすほうが幸せかも〞と思います。(東京都・Sさん) キレやすく感情的な夫。ささいなことでイライラして八つあたりをします。家族への暴言も激しく、「ぶっ殺したろか」「死んでくれ」と言われたことも…。セックスも苦痛でしかたないけれど、拒むと浮気を疑われるので心を無にしてがまんしています。(東京都・Kさん) 出産で里帰り中、生活費として渡した9 万円をパチンコで使いきったバカ夫。浪費家で無計画、自分にとことん甘い性格です。妊娠中、つわりで苦しむ私に、「気持ちの問題でしょ」など、理解のない言葉を連発したときは、本気で離婚を考えました。(大阪府・Oさん)