③30代は経験を、40代は人脈をつくろう!
20代は専門性、30代は経験、40代は人脈を大事にしましょう。専門性は学べば誰でも身につきますが、経験はそうはいきません。なぜなら、専門性のある人にこそ、会社の重要なプロジェクトをまかせるような、貴重な経験の機会がめぐってくるものだから。専門性も経験も、できるだけ早いうちから身につけるようにしましょう。
誰にとってもわかりやすい専門性や実績があれば、仕事復帰もしやすくなります。40代に入ったら、会社をかえても力を貸してくれる人脈を築くことが大切に。「○○会社の△△さん」ではなく、「△△さん」のためにひと肌脱ごうと思ってくれるつながりが重要なのです。
④小さな仕事でもいい! ブランクをうめて次に備える
結婚や出産のために離職し、仕事のブランクができてしまうと、その後のキャリアの幅が狭くなってしまう現実があります。市場価値を少しでも高めるため、パートやアルバイトなどの小さな仕事でいいので、キャリアをつないでおくようにしましょう。5000円でも1万円でも、自分でお金を稼げることを確認することは、自信につながります。
また、たとえアルバイトでも子育てしながら働いていた実績があると、雇い主側も「この人は本当に働けるのか?」という不安を抱くことなく、安心して採用することができるのです。
⑤福利厚生より専門性や経験を重視して会社を選ぶ
今の日本の会社において、女性が子育てしながら働くことはもちろん、新しい専門性を身につけることは至難のワザ…。若ければ若いほど、福利厚生のしっかりした会社より、専門性を身につけたり、経験を積み重ねることができる会社を選ぶことが大切です。
子育てもそうですが、福利厚生は自分でコントロールできないものの代表例。会社の業績が悪化すれば、なくなる可能性もあるのです。でも、専門性や経験は自分の努力で身につくもの。早めにコントロールできる状態にしておきましょう。
⑥職種選びが将来のカギになる
誰にでもできる仕事に将来性はありません。AIの時代がやってくれば、テクノロジーのおかげでクビになる人も出てくるでしょう。だからこそ、職種を選んで、転職力をアップさせる方法もあるのです。配属された先で組織の一部になるより、最初から"職種別採用"をしている会社に入ったほうが専門性は身につきます。
また、広報などの職種においては、いろんな業界を幅広く経験することがプラスになり、転職が有利になる場合も。つまり、その人しかできない仕事や経験、人脈をもつことが、転職や出世の大きな力になるのです。