⑦会社の見極めには経営者のスタンスで考える

転職先となる会社を選択するとき、その会社の「働きやすさ」や自分の「活躍の可能性」を見極めることが大切です。


たとえば、子育てをしながら働きたいなら、新しい働き方を推進していたり、経営者が柔軟な考え方をもっている会社を選ぶほうがよいでしょう。また、その会社が「どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか」を、知っておくことも大切です。


会社のスタンスや経営者の価値観をインターネットで調べたり、実際に現場の人たちや直接経営者に聞いてみたりするようにしましょう。

 

⑧伸びるマーケットを見分けよう

伸びているマーケットで働くことは、給料そのものも高く、それ自体が貴重な経験となり、転職力アップにもダイレクトにつながります。では、伸びるマーケットはどうやって見分けたらいいのでしょうか? 


たとえば、"人口"や"時間"の伸びに着目すること。人口構造のなかで増加している「高齢者」をターゲットにしていたり、1人あたりの使用時間が急速に伸びている「スマホ」周辺のマーケットに目をつけたり。また、複数のベンチャーが参入したり、多くの投資が集まるマーケットをチェックしたりすることも有効です。

 

⑨自分の魅力をアピールする力をつけよう

転職活動をする際、転職エージェントに登録することも手ですが、子育て中であることを理由に断られることも。なぜなら、転職エージェントは正社員を紹介できたほうが売り上げにつながるから。


逆に言えば、正社員として働きたいときには、粘り強く自分のことを考えてくれたり、面接の際の企業からの評価を聞けたりするので、ぜひ参考にしたいもの。履歴書や職務経歴書を魅力的に書くことも重要なポイントです。それらの書き方やプレゼンテーションしだいで、採用する側が受け取る印象は圧倒的に変わるからです。

ヒト31

 

⑩失敗をおそれず覚悟を決めて飛び込もう

子育て中だったり、ブランクがあるなど、再び働くにあたり心配もあるでしょう。時短で働きたい、正社員になりたい、キャリアアップしたいなどの希望をかなえるための転職活動が、狭き門であり、厳しい道であるのはあたりまえ。だからこそ、一度や二度断られるぐらいの失敗を恐れず、覚悟を決めて飛びこむことが必要です。


自分にピッタリ合う会社を探してくれる転職エージェントも、同じ仕事をして同じ人生を歩むロールモデルも見あたらないのがこの世界。転職力をしっかり身につけて、道を切り開いていきましょう。

 

 

 

いかがでしたか? 今すぐに転職する予定はなくても、もしかしたら今後転職することになるかもしれません。

月刊誌『CHANTO』12月号

では、CHANTO読者に聞いた転職の実態調査レポートや、先輩ワーママたちの転職ストーリーもご紹介しています。 ぜひ、お役に立てていただければと思います。