私鉄では当たり前に見られる種別「急行」。一方、JRでは急行という種別はないような気がします。実際のところ、JRには急行はあるのでしょうか。私鉄の急行との違いは存在するのでしょうか。今回はJRの急行にスポットを当てます。

 

かつては存在したJRの「急行」

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先に答えを書いておきます。2018年9月現在、JR線内にて定期で運行される急行はありません。したがって、JRには急行はない、と考えていいでしょう。定期の急行がJRから姿を消したのは2016年のこと。最後に残ったのは青森~函館を結ぶ急行「はなます」でした。 ところで、私鉄の利用者は「あれっ」と思うかもしれません。JRの急行は多くの私鉄とは異なるものでした。急行は特急と普通の中間に位置するだけでなく、普通よりも少しリッチな車両を利用していました。そのため、急行に乗車するには乗車券の他に急行券が必要でした。なお、現在の大手私鉄では特別券が必要な定期で運行される急行はありません。 JRの前身である旧国鉄時代は特急と並んで、全国各地で活躍していました。しかし、年を追うごとに急行は数を減らすことに。やがて、人々から忘れ去られる存在になったのです。