スマホが原因で、睡眠障害が悪化

最近は、スマホが原因で不眠がちになっている子どもも増えているようです。 スマホやパソコンなどの液晶光は、自然界では考えられないレベルの明るさ。そのため寝る前に液晶画面を見ると、脳が興奮して眠れなくなってしまうのです。

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テレビにも同様の影響があり、つねにテレビがついている家庭では、子どもが不眠になりやすいといわれています。睡眠障害を防ぐには、就寝時刻の12時間前にはリビングのテレビを消し、スマホにもふれさせないのが理想的です。 

そうはいっても、年齢が上がるほど、親のいうことを聞かなくなるのも事実。「わかった、わかった」といって自室に入り、いつまでもスマホを見ているものです。関口先生いわく、 「スマホを見ているとなぜ眠れなくなるのか、体にどんな影響があるのかを、第三者から話したほうが、素直に理解してくれるようです。不眠がちで、疲れた顔をした子どもたちに、診察室でていねいに説明をすると、“じゃあ、ちょっと試してみます”といって、次回診察時に改善されていることもよくあります。 子どもにとっても日中の眠気、だるさはつらいものなので、それを改善するための前向きな方法として、お話しするようにしています」