玄関に不要なものが集まってこない手軽な方法
玄関になくていいものが集まってくるのを防ぐために、わたしが実践している方法をお伝えします。
まず、玄関は外からの入り口なので、いろんなものが流入してきますよね。 例えば、ポストから入ってきたチラシや郵便物をついつい靴箱の上などに放置しがちだと思うのですが、これを防ぐ方法があります。
靴箱の天板を覆うような形で、花を飾ることです。
一時期、もらったドライフラワーを天板に寝かせるように飾ってみたのですが、見た目も綺麗な上に、家族が郵便物や小銭などを置かなくなるという効果がありました。
自分一人が片づけに精を出していても、家族も同じ熱量で取り組んでくれるとは限りませんよね。片づけのやる気ゼロの人でも散らかさなくなる仕組みをつくれると強いです。
ドライフラワーは風水的にはよくないとされていますが、埃が溜まる前に手放すと決めて置いていました。これはかなり効果的だったのでおすすめです。
大事に扱いたい靴ができると意識も変わる!
次に、定期的に「玄関のたたきの拭き掃除日」をつくること。
頻度は2週間に一度などでも自由に決めてよいのですが、とにかく掃除する習慣をつけます。
わたしが汚部屋状態から脱出したきっかけが、「掃除しようとすると床に放置されたものが邪魔だからものを減らし始めた」というものなのですが、定期的に床掃除をしようとすると、自然と不要なものが減っていきます。
週に一度を目安に、仕事運が良くなりますようにと願いながら、ピカピカにするつもりで拭き掃除をしています。
他に、大事な靴ができたからしまうという習慣がついたという部分もあります。
数年前にチャーチの革靴を買ったのですが、割と値段の張るものになります。お値段相応に質が高く、長い方だとお手入れをしながら15年履いている方もいると聞いて、わたしも10年以上履きたいと思いました。
購入時に店員さんと、お手入れについて約束をしました。履いたら1日はたたきに置いて水分を飛ばすこと。その後は、型崩れを防ぎながら調湿するために木製のシューツリーを入れること、そして靴箱にしまうこと。
履くたびにこれをするのって結構面倒です。 しかし、10年履きたい靴に出会えたことで、店員さんとの約束を守ろうと決意しました。おかげで購入から4年以上経ちますが、この約束を守り続けることができています。
つられて他の靴も大事に扱おうという気持ちが芽生えて、たたきに靴を放置することが減ったように思います。
以上が玄関をすっきり保つコツです。片付けのモチベーションを保つうえで参考になれば幸いです。
文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子