ビューラーを使う福井美余さん

こんにちは!メイク研究家・メイクアップ博士の福井美余です。

 

前回の「驚くほど誰にでも似合う!超簡単“春メイク”「普段冒険できない人こそやってみて」でお伝えしたアイメイクは、試していただけましたか?

 

今日は前回のメイクテクとぜひセットで試してほしい、アイラインなしでも目がパッチリ大きく見えるマスカラの塗り方をご紹介します。

若々しいアイメイクには「引き算」が必要!

アイメイクをしたときにイキイキ若々しく見えるコツって、引き算上手になることなんです。

 

目を大きく見せたいからと言って、あれもコレもと盛り過ぎると、目元が濃くくすんで見えて、かえって老け見えしてしまう原因に…。せっかくキレイになろうとアイメイクをしたのに、逆効果でもったいない!! 春の軽やかさと透明感を引き出すためにも、今日はぜひ、引き算メイクで若々しくハツラツとした目元になる方法をマスターしてみましょう。 

アイラインはTPOに応じて使うのが正解

下まぶたのパステルカラーで目元に透明感と明るさを与えたら、次はマスカラで、瞳の輝きを倍増させます。ここでアイラインを引くと、バッチリお出掛け顔に見えて、普段の服とのバランスが悪くなるし、盛りすぎになりがちなので、あえてアイラインは“引き算”してみましょう。

 

マスカラだけでも、ちょっとした塗り方のコツを覚えれば、十分目ヂカラが出ますよ。実は一番大切なのは、マスカラを塗る前のビューラーの使い方なんです。

ナチュラルなのに目力がアップするビューラー使い

まずは意外と自己流で使っている人が多いビューラーの使い方をおさらいしましょう。

ビューラー

①ビューラーを、まつ毛の根元に当てたら、そのまま挟みます。 

②根元を挟んだまま、ゆっくり5秒数えます。

③次にまつ毛の中間をビューラーで挟んで、3秒数えます。

 

②のプロセスで、根元からまつ毛がしっかりとアップ!大事なポイントです。ビューラーがまつ毛の根元と中間の2か所に当たることで、ナチュラルなカーブに仕上がります。

 

ビューラーでカールをしすぎてもまつ毛が短く見えてしまうし、カールしていなくても、目元に影ができて老け見えしがち…。ぜひ5秒・3秒ルールを覚えて、しなやかなカールに仕上げてくださいね。 

マスカラの賢い選び方と使い方

ビューラーでカールしたら、さっそくマスカラを塗ってみましょう。

ブラシがカーブしたマスカラ

マスカラは、ブラシがカーブしたタイプにすると根元からまつ毛が持ち上がって、自然なカールが作れますよ。

 

①ブラシのカーブの出ている側をまつ毛の根本に当てます。

②そのまま、根本をギザギザを描くように左右に振ります。

③中間から毛先に向かってまつ毛をとかすように、まっすぐにブラシを動かします。

④黒目の上、目頭側、目尻側と扇状に広がるようにスクリューブラシでとかします。

①で“カーブが出ている側”を使うことでまつ毛の根元が持ち上がり、よりカール力がアップ!②のプロセスで、根本にたっぷりとマスカラがつけることで、アイライン効果が出ます。④で仕上げにまつ毛をブラシでとかしてマスカラのダマを残さないのが、清潔感のある目元に仕上げるポイントです。

 

塗りにくいな、と思ったときは、片方の手で軽く上まぶたを持ち上げて塗ると、まつ毛の根本が見えて、塗りやすくなりますよ。

 

上まぶたはマスカラで目ヂカラをアップして、下まぶたには明るいパステルカラー。この組み合わせは、春らしい、透明感あるれる目元を演出するには最適な方法。ぜひ、春のアイメイクを楽しんみてくださいね。

 

次回は、肌負担なくマスカラを落とす方法をお伝えします。

文/福井美余 撮影/かんばやしちあき