自分自身を大切にする気持ちが芽生えた

——週末モデルのお仕事を始めてから気づいたことはありますか?

 

斉藤さん:

スケジュール管理がとても重要だなと気づきました。変則的にモデルの仕事が入るので、夫と前もって予定を共有するようにしています。

 

——具体的にはどんな風にスケジュールを共有しているのでしょうか?

 

斉藤さん:

つねにLINEで残して共有しています。お互い使い慣れてるツールですし、つねに確認するものなので見逃すことがありません。ただ、子どもが熱を出した時と撮影が重なった時は困りましたね。病児保育をお願いして乗り切りましたが、モデルだと代わりがいないため、そこが大変です。

 

——週末モデルとして気をつけていることはありますか?

 

斉藤さん:

産後に撮影が決まった時、ふと鏡を見ると“曇ってるのかな?”と思うほど別人の顔に感じました。子育て中は、子どもが最優先順位で自分のことは後回しにしがち。なんか自分に輝きがないなと。それから1か月ほど、しっかりと泡立てて洗顔する・湯舟に浸かる・化粧水や乳液などを塗るなど、シンプルなことですが、美容に気を使いました。子育てで自分のことに向き合えてなかったので、考えるいいきっかけになりました。

 

——他に気をつけている点はありますか?

 

斉藤さん:

しっかり睡眠をとるのも大事!寝かしつけの時は、やっと寝た子どもが起きないようにしたい。だから自分は、変な体勢で寝ざるを得ない時ってあるじゃないですか? それと夫婦で工夫したのは、あえて“夫婦別室”で眠ること。夫には夜はぐっすり1人で寝てもらい、その分、朝は早く起きて子どもを見てもらう。夫が起きた後、私は2時間ですが熟睡する。1人でしっかり眠る時間があるだけで、疲れがとれます。それに姿勢もまっすぐになり、歪んだ身体がリセットできるんです。

 

職場(雰囲気)のさいまりさん

夫に「家事」のコーチングをすればダブルワークも快適に!

——普段の仕事に、モデルの仕事だと家事が大変そうですが、夫婦の家事や育児の分担はいかがでしょうか?

 

斉藤さん:

例えば、掃除って、夫婦でお互いに掃除したくなるタイミングが違うじゃないですか。私はこまめに掃除するタイプ。夫は逆。そうすると私ばかり掃除するようになって。それで、一度、排水溝の掃除をしないで放置したことがあるんです。そうしたら、夫が自分で掃除するようになりました! 今では排水溝担当になって、週1回、カビキラーまでするように。「世田谷イチ掃除がうまい」”って、めちゃくちゃ褒めて夫のテンションをあげていますよ。

 

——育児に関してはどうですか?

 

斉藤さん:

妊娠中は「おむつ替えなんてしない!」なんて言っていたのですが、出産後はコロッと変わりました。私があえて“一緒に悩んで、一緒にする”ようにして巻き込むようにもしています。子どもが体調の悪い時も、“どうしよう?”という姿を見せて、一緒に調べたり。他には、お風呂に入る時は、お風呂に入れて終わりでなくて、着替えの準備のためにタオルが必要なことなどを一連の流れをワンセットで伝えました。ワンセットと言えば、「ゴミ捨て」も、捨てて終わりじゃなくて、新しい袋をごみ箱にセットするまでが“ワンセット”だと繰り返し伝えましたね。