体をやわらかくし、体の不具合を解消するストレッチ。毎日続けることが効果を実感する近道だとわかっていても、毎日忙しいとなかなかできないことも。そこで今回は、理学療法士でストレッチ系YouTuberとして人気のオガトレさんに、ストレッチを継続するコツや、より簡単にできる“ながらストレッチ”を教えていただきます。
ストレッチを継続する秘訣は「○○後にする」こと
硬い体をやわらかくする“30秒ストレッチ”を推奨するオガトレさん。まずは2週間、毎日続けて欲しいと話しますが、仕事や家事、育児をこなす人にとってはハードルが高い場合も…。どうすれば、この壁を乗り越えることができるのでしょうか。
「ストレッチする“時間”を決めるのではなく、ムリやり生活に組み込むのがおすすめです。一番いいのは、何かをした後に“くっつける”こと。たとえば、お風呂に入ったあと、お子さんを寝かしつけたあとなど、習慣や家事の流れとして生活に取り入れると、続きやすいと思います」
さらに一緒に行うパートナーを見つけるのも良策だとオガトレさん。
「旦那さんやお子さん、あとはSNSで誰かと一緒に行うのもいいと思います。ストレッチをすることを宣言しておくとサボりにくくなり、誰かと一緒に行えばモチベーションが上がります。そうして2週間ほど続ければ、確実に体は変わります。変化がわかれば、ダイエットと一緒で、より楽しくなってきます。だからまずは2週間、続けてみてください」
時間がない時は、“ながらストレッチ”
朝やお風呂上がりなど、どうしてもストレッチする時間が確保できないときは、“ながらストレッチ”を取り入れるのがひとつの策と、オガトレさん。デスクワークをしながらできるストレッチを教えていただきました。
もも裏&お尻の“ながらストレッチ”
(1)デスクに座ったまま、手を前について胸を張る。
(2)右足を左ももの上に乗せたら、上半身を前方に倒していく。もも裏とお尻の伸びを感じたら30秒間キープ。反対側の足も同様に行う。
パソコン作業をしながらでも、しっかりともも裏とお尻にアプローチできるこのストレッチ。仕事や家事、育児の合間にさっとするだけでも、ももとお尻が伸びて股関節をやわらかくするのに効果的。腰痛の改善にもつながるから、ぜひ“ながら”で試してみて!