運命の本が主婦の学習意欲に火をつけた

ある本のタイトルがあきさんの背中を押した

——英語教育とは別に、あきさん自身がキャリアにつながる英語学習を意識したのはいつ頃ですか?

 

あきさん:

再就職をしてすぐに妊娠していることがわかり、休職してまた子育てに専念する生活に戻りました。その頃子どもたちに英語の本で読みきかせをしようと思って、ハリーポッターの洋書を買ったんです。思い返せば、これが英語学習にのめり込むきっかけでした。

 

ある程度は読めるだろうと思って本を開いてみたら、まったく読むことができなくて…。相当ショックだったのですが、それで逆にやる気に火がついたんです!もう子どものためではなく、絶対に読みきってやるという意地だけで英和辞典を片手に最後まで読み切りました。

 

そうやって1冊読みきると、不思議ともっと英語ができるようになりたいと強く思うようになって。そうしてどんどん英語学習にのめり込むようになっていきました。当時は5分時間が空いたら勉強していましたね。

 

——仕事と育児、家事をしながらストイックに英語の勉強をするなんてすごすぎます!そうまでしてあきさんを英語学習に突き動かしたのは何なのでしょうか?

 

あきさん:

当時『女は英語でよみがえる』(はまの出版刊)という本と出会ったことが大きいかもしれません。これは、英語のスキルを身につけて再就職を目指そうという内容の本で、さまざまな英語の仕事やその仕事に就いた人のエピソードがのっていました。

 

内容自体は、当時の私からしたら皆さん英語のレベルが高すぎて参考になるものではなかったのですが、タイトルだけがずっと深く心に刺さっていて…。

 

——英語でよみがえりたいという思いがあきさんの中にもあったということですか?

 

あきさん:

もともとキャリア志向では全然なくて、将来は大好きな人のお嫁さんになりたいタイプ。実際、大学卒業後すぐに今の主人と結婚し、何ら不満もなく暮らしていたのですが、もしかしたらどこかに「よみがえりたい」という思いがあったのかもしれません。

 

子どもたちのためにはじめた英語学習ですが、勉強するうちに自分自身がのめり込み、この本と出会ったことで、英語を武器に社会で活躍したいという気持ちが芽生えていったんだと思います。