医師も患者さんもひとりの人間、当然ながら「合う」「合わない」があります。 また、患者さんが医師に望む、診察・説明の仕方も人それぞれで、「はっきりきっぱり言って欲しい」という方もいれば、「きつい物言いはやめて欲しい」という方もいます。 なかには「医師の態度やきつい物言いに深く傷ついた」という経験がある方も多いでしょう。このような場合、医師への苦情はどこに伝えたらいいのでしょうか? 医師である筆者の目線から、アドバイスします。
医師への苦情、直接伝える?
医師である筆者としては、医師の言動を不快に感じたときは「できるだけその場で医師本人に伝えて欲しい」のが正直なところ。 医師も一人の人間、業務に追われているとつい余裕がなくなって、きつい物言いになってしまうことも少なくありません。また、医師としては当たり前になっていることも、患者さんにとってはつらいと感じることもあるはず。 患者さんに気持ちよく通院してもらうため、よい関係を築くのも医師の使命です。医師自身が言動を省みるためにも、医師本人に言っていただければありがたいと、筆者は思います。 多くの医師は、患者さんからの言葉を真摯に受け止めますが、気分を害しする医師がいるのも事実です。そのため医師本人へは苦情を伝えにくいという方も多いと思います。 今後の通院のためにも、その場合は無理に医師本人に伝えるのではなく、別の方法で伝えるのがいいと思います。