口を閉じるだけで菌が減少?
中城院長によると、口を開きっぱなしにして寝ることでさらに菌が増殖してしまうとのこと。具体的にはどれくらいの菌が発生するのでしょうか。番組では医師監修のもと、おかずクラブのゆいPさんが検証していました。
ゆいPさんは就寝前に歯磨きをして、口の中の細菌を測定。1平方cmあたり約5000個の細菌が見つかったのですが、一般的にはかなり清潔な状態です。口臭も測定したところ、測定値は10ppbでほぼ無臭。しかし就寝前はきれいだったゆいPさんの口内は、ひと晩寝た後に測定すると大きく変化することになります。
まず細菌の数は1平方cmあたり約40000個に増加。そして口臭レベルは、およそ37倍の368ppbを記録していました。検査結果を受けて中城院長は、「卵が変質したような臭いが出ている」と指摘。ここまで菌が増えてしまった理由は、やはり“口の開きっぱなし”が原因のようです。
翌日ゆいPさんは、専用の医療器具を使い口を閉じて寝ることに。口を開けて睡眠をとった時と比べ、どれくらい菌が減少しているか調べています。すると細菌の数は1平方cmあたり約8000個に減少。口臭も25ppbとなっており、就寝前とほぼ変わらない無臭状態に抑えらえていました。単純に“口を閉じる”という行為を実践するだけで、口内環境は相当改善されることがわかりますね。