基本的なエチケットとして口内環境はきれいにしておきたいものですが、「毎日歯を磨いてるのに、何故か口臭が気になる…」という悩みを抱えている人も。実は“鼻呼吸”を意識するだけで、口臭が改善されるだけでなく感染症の予防にもなるようです。

 

「いつも口が開いてる人」は要注意?

先日放送された『この差って何ですか?』(TBS系)では、「いつも口が開いてる人」の口内環境を特集。口を閉じただけで、どれくらい口内の細菌が減るのか検証しています。番組に登場した「中城歯科医院」の中城基雄院長は、口を開けっ放しにすることでのデメリットを指摘。1つ目は「風邪・インフルエンザなどの感染症になりやすい」という点をあげていました。

 

口を閉じて鼻呼吸をした場合、鼻の粘膜や毛が細菌に対するフィルターに。体内へと入り込む細菌を減らしてくれるそうです。しかし口で呼吸する場合はフィルターがほとんどないため、細菌が喉から直接体内へ。結果的に感染症のリスクが増加してしまいます。

 

2つ目のデメリットは、「口が乾燥することによって、口臭がきつくなる」というもの。唾液には臭いの原因となる菌の増殖を防ぐ効果があるのですが、口を開けていると口内が乾燥。菌が増殖してしまい、臭いが発生するそうです。