「子どもが言うことを聞かない」
「夫が家事を手伝ってくれない」
「仕事でミスをしてしまった」 あまりにも物事がうまく運ばないと「心が折れそう…」なんてよく言いますよね。 そもそも「心が折れる」とは、どういった状況なのでしょうか、そして「折れない心」を持つにはどうすればいいのでしょうか? メンタル面からの対策について心理カウンセラーが解説します。
心理学において「心が折れる」とは?
「心が折れる」とは、心の支えを失い、意欲がなくなること。つまり、「前向きな感情でなくなること」を指しています。 「急いでいるのに子どもがぐずって出かける用意をしない。ようやく家を出たら、道が渋滞していて遅刻してしまった」
「仕事でトラブルが続きやっとの思いで片づけて帰ったと思ったら、些細なことから夫と大喧嘩になってしまった」 このようにいくつもの困難やトラブルが重なったときに、人は心が折れてしまいます。
そして、心が折れてしまうと、生活に次のような影響が出てくることも想定できます。 ●家事や育児に身が入らず、子どもに優しくする余裕がない
●前もって友達と約束していたけど行きたくなくなる
●仕事に行きたくなくなる
●いままで楽しかった事も楽しいと思えなくなる など
どれも「気持ちが前向きではなくなってしまった」ことによって起こる、悪い影響です。このように、気持ちが前向きではなくなると、さまざまな障害が出てくるのです。