「きらい」を減らして「好き」にスイッチする
目標を決めたら「きらいな気持ちの軽減」と「好きな気持ちの増幅」を行っていきます。このうち「物理的に距離を置く」というのは、後者の「きらいな気持ちの軽減」にあたります。 自分の心に余裕がないとイライラしやすくなるので、好きなことをして、自分の心に栄養を与えることも「きらいな気持ちの軽減」に役立ちます。
「好きな気持ちの増幅」のためには、一度「好きだったころの気持ち」を思い出す必要があります。つき合い始めたころや新婚のころの情景や行動をできるだけ鮮明に思い出し、「好きだった」という気持ちを再体験するのです。 ドラマや映画の主人公にときめいてみるのも、実は効果的です。「キュン」とすることで恋心を思い出し、ときめきを楽しむことは、心に栄養を与えることにもなって一石二鳥です。 この段階では要するに「きらいスイッチ」を鈍らせて、「好きスイッチ」を入りやすくするのです。自分の気持ちに変化が起これば、夫の見え方も少しずつですが変わってくると思います。 マタニティーブルーや〝ガルガル期〟にできたスイッチを、気づかずに引きずってしまっていることもあります。焦らずに少しずつ、スイッチを入れ替えるよう意識してみてはいかがでしょう?
文:矢島みさえ