■よく使用してしまう間違った日本語
せっかく上司へ言葉遣いを意識しているのに、間違った日本語を使ってしまっては綺麗ではありませんよね。しかし、この間違った日本語は至る所で使われています。 もしかすると上司も使っているなんてこともあり得るかもしれません。自分だけでも正しい日本語を使用するように意識すれば、あなたを中心に職場にどんどん広がっていくかもしれません。 ×「~のほう」 よく耳にする言葉ではないでしょうか。実際に使用してしまっていたという方もいらっしゃるかもしれません。こちらは特別な言い換えもないため、「~のほう」を使わないことを意識するだけですぐに直せるかもしれません。 「資料のほう~」→「資料を~」
「飲み物のほう~」→「飲み物を~」
「わたくしのほう~」→「わたくしが」 このように簡単に変えることができます。少し意識を変えるだけで、いつの間にか直っているかもしれませんね。 ×「~になります」 こちらもよく耳にしますよね。「~になります」は、敬語ではなく、物が変化していく時に使用する言葉です。 「資料になります」→「資料でございます」
「飲み物になります」→「飲み物でございます」 特に変化することがない場合は、「~ございます」等、物事に応じて変えてみてくださいね。 ×「とんでもございません」 褒められた時などに、使っていませんか?この言葉、敬語ではないのです。もともとは「とんでもない」という1つの単語のため、最後の「ない」という言葉だけを敬語に変えることはできません。 「とんでもございません」→「とんでもないです」 「とんでもない」という単語に丁寧語である「です」を付けるだけでいいのです。さらに丁寧に言いたいという方は「とんでもないことでございます」でも使用できます。 ×「よろしかったでしょうか」 確認をする際に使用してしまうことはありませんか?相手に確認をすることはとても大切なことですよね。そんな時には、過去形ではなく現在形できちんと確認できるとなおいいですね。 「よろしかったでしょうか」→「よろしいでしょうか」 こちらも簡単に直せる言葉ではないでしょうか。
■まとめ
他にもまだまだ上司に使用してはいけない言葉はたくさんあります。こちらで記載している言葉はほんの一握りしかありません。そんなにたくさんの言葉はなかなか覚えられず、会話のテンポがある中でとっさに出せるのかもわかりません。 しかし、あとで振り返ってみた時に、そう言えばここはこう言い換えればよかったと思えるだけでも、とてもいいことですよね。もしかすると次回はスムーズに正しい日本語や敬語が出てくるかもしれません。 すべて正しい敬語で話すと堅苦しいような気もしてしまいますが、仕事となればお互い気持ちのいい環境であった方がやりやすいですよね。 なるべく相手に不快な気持ちをさせないよう、また、自分が相手に不快な気持ちにさせてしまったのではないかと不安な気持ちにならないよう、言葉を学んでおくことも大切なことなのかもしれません。