エン・ジャパン株式会社が、転職経験がある女性420人に「退職」についてのアンケートを実施。女性が直面した「退職時の苦労」についてのエピソードや、「気持ちよく送り出してもらう」ための条件が明らかになりました。
円満退職は早めに伝えるのがカギ
全回答者に「退職までの苦労やトラブル」について聞いたところ、トップ3は「会社・上司からの引きとめ」(23%)、「担当業務の引継ぎ」(15%)、「有給休暇の消化など福利厚生が使えない」(11%)でした。
続いて「円満退職のために1番大切だと思うことは何ですか?」と質問。第1位は「早めに退職の意向を伝えること」が32%で、2位に10%以上の差をつけています。投稿されたコメントには、「自己都合退職はただでさえ迷惑がかかるので、早めに言う。引継ぎをする時間を会社に与える方が、迷惑がかからないと思う」(28歳)、「早めに退職の意思を伝えておけば、引継ぎや後任探しもバタバタしないから」(35歳)など“退職後に支障がないように”と気遣う意見が多数派でした。
第2位は「しっかり引継ぎをすること」(20%)。「業務の引継ぎマニュアル作成など、退職後にスタッフが困らないようにするべきだと経験上感じている」(31歳)、「自分の都合で退職する以上、後任が困らないようにする責任があると思う」(34歳)といった、後任を気遣う声が寄せられています。
第3位は「段取りをよく考えた行動をすること」(18%)が続きました。「先に噂が立たないよう、退職の意思を1番最初に直接の上司などへ伝える。また後任者が入社するまでの間にマニュアルを作成しておき、上司にも渡しておく」(32歳)、「退職の時期、周囲への報告の順番、仕事の引継ぎなど考えなければならないことがたくさんある。周りの理解を得ながら、順番に行なうことで円満に退職できると思うから」(39歳)など、計画的に考える人が多い様子。