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新入社員であれば、研修などで1から教えてもらえるビジネスマナー。しかし、転職や復職などの場合、研修もなく、年齢的にも「知っていて当たり前」とだんだん聞きにくくなりますよね。


そんなビジネスマナーの基礎の基礎をご紹介します。言葉遣いや電話、名刺交換など、ここでこっそり復習して、周りの人に「できる人」認定してもらいましょう。


<1.言葉遣いの基礎>

ビジネスの世界では、上下関係がすべての言動を左右します。


言葉も同じこと。自分(もしくは会社)から見て目上の立場の人なのかどうか、この判断さえ誤らなければ、大抵のことはうまくいきます。


目上の人のことを話すときには尊敬語、目上の人に自分のことを話すときには「謙譲語」を使います。


例えば「言う」という言葉は、上司がしゃべる時は「~とおっしゃる」、自分が上司にしゃべる時は「~と申します」と、同じ意味でも言葉は変わります。


また、「です・ます」を語尾につける「丁寧語」を使うのも基本です。


これをふまえた上で、ビジネスのOKワード、NGワードをご紹介します。 お礼を言う時:


OKワード「ありがとうございます」 NGワード:「すみません」


→ネガティブワードである「すみません」は使わない方が無難です。 理解したことを伝える時:


OKワード「かしこまりました・承知しました」 NGワード:「了解です」


→「了解です」は目上の人が、目下の人に対して使う言葉です。 相手の苦労をねぎらう時:


OKワード:「お疲れさまです」 NGワード:「ご苦労さまです」


→「ご苦労さま」は目上の人が、目下の人に対して使う言葉です。