「見た目」で態度を変える世界の「現実」

── スリムな体になり、周囲の反応は変わりましたか?
トレえみさん:一番衝撃を受けたのは、私に対する「世間の接し方」の激変です。太っていたころは、初対面でも失礼な振る舞いをされるのが当たり前だった。けれど痩せた後は、一人の人間として当たり前の敬意を持って接してもらえる。外見ひとつで、こうも世界は変わる。その事実に驚くと同時に、見た目が持つ残酷なまでの影響力を痛感しました。
何より変わったのは内面です。かつては自分を卑下し、笑われることでしか居場所を見出せなかった。でも、自分の体を変えられたことが大きな自信になりました。今は他人の目ではなく、「自分の人生」を生きているという確かな手応えを感じています。
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「結局、見た目がすべてなの?」そう絶望したくなるほど、世界は残酷です。でも、あなたが今、周りに合わせて笑ってやり過ごしているその「痛み」は、決して当たり前のことではありません。
誰かに価値を決めさせる毎日は、もう、終わりにしてもいい。そう思えるだけで、守れる自分があるはずです。
取材・文:小山内麗香 写真:トレえみ