通院や買い物にも…広がるロマンスカーの可能性
── ちょっとした贅沢な時間というか、ゆったりとした時間のなかで、仕事に集中したり、リラックスしたり。自分の生活の一部として使っていることがわかりました。いっぽうで、サービス提供側の課題はありますか?
小田急広報担当:お客さまからは、利用可能な時間帯や曜日など、「利用条件がわかりにくい」といったご意見も寄せられ、課題認識しております。サービスの内容ばかりに目を向けず、お客さまにわかりやすい商品設計をしていかなければならないと痛感しており、今後もご案内方法などを含めてサービスの改善に努めてまいります。
サービス自体の認知は、駅のポスターで知る方がほとんどです。今後も地道に駅ポスターやホームドアへの掲出などの販促施策を行なっていきます。ただ、高齢の方からは「どこから乗るの?」「どうやったら乗れるの?」といった声もあるので、通勤だけでなく、通院や買い物にも利用できるロマンスカーの認知を丁寧に高めていけたらと思います。
── 小田急電鉄として、目指していく方向性はどこにありますか?
小田急広報担当:やはり乗客の皆様の安心・安全に努めた運行をするのが果たすべき最大の使命です。日本一安全な鉄道会社を追求しながら、一方でロマンスカーパスポートなど、お客さまの暮らしに寄り添ったサービスの改善や利便性向上を図っていきたいと考えています。
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1回100、200円で買う『自分だけの1時間』。これを日々の活力を生むための『必要経費』と捉えるか、それとも他の方法でストレスを解消するか。もしあなたの路線にこの選択肢があったら、あなたならどう使いますか?
取材・文:西村智宏 写真:小田急電鉄