助手席で遭遇した、居眠り運転による凄惨な交通事故。原形をとどめないほど大破した車体の中で、歯科医師・鹿乃さやかさんの膵臓(すいぞう)はちぎれた──。7回の手術、3か月の入院。水1杯すら口にできず、ガリガリに痩せ細った体で絶望の天井を眺め続けた日々。「痛みの恐怖」をみずから痛感したことで見出した「私の役目」とは。