デブキャラから30キロ減「自信がもてるように」
── かなりのダイエットですね。1か月で30キロの減量とは相当ハードだったと思います。
細山さん:当時はかなりストイックな生活をしていました。1日に食べる量は小さいおにぎり1個だけ。毎日1、2時間は走っていました。振り返ってみると、かなりムチャなダイエットでしたから、人にはおすすめはできないですね。
ただ、30キロやせると外見もガラッと変わります。新学期になって、登校して自分の席に座ったら、あまりに外見が変わっていたことで、周囲は誰も僕だと気づかなかったようです。「貴嶺の席に知らない人が座っている」と、ちょっとした騒ぎになりました。

── そこまで大変化を遂げるとは。もともとひとつのことにのめりこむタイプなのでしょうか?
細山さん:勉強にしろ、ダイエットにしろ、努力の結果が数値に出るというのが好きなんだと思います。勉強は取り組めば取り組むだけ、成績が上がっていきます。ダイエットも食事制限や運動をすれば目に見えて体重が減っていく。手応えを感じて、どんどんハマりました。
大学受験のときはリバウンドして、80キロくらいまで戻ってしまいました。ただ、それ以降は多少の変動はあるものの、以前のようなぽっちゃり体形ではなくなりました。
── 体重が減ったことで、どんな心境の変化がありましたか?
細山さん:子役時代から「太っていること」が自分のアイデンティティのひとつだったんです。でも「やせる」という目標を実現したことへの達成感が大きかったです。「自分はできる」という自信が生まれました。
すると、周囲からの扱いも変わってきて。高校からは人として軽く扱われなくなり、いち目置かれる存在にもなったと思います。通っていた中高一貫校がいじめから守ってくれる学校だったことに加え、いじめっ子が高校に入ると他校に転校したことも大きかったです。小学校では「いじめられるほうも悪い」スタンスだったので、かなり精神的にも楽になりました。