「何度言ってもゲームをやめない」。そんなとき、一方的に制約を与えると事態はかえって悪化するかもしれません。自身もかつてゲーム依存症に苦しんだ過去を持つ、米国の精神科医アーロック・カジアーノ博士。その著書『なぜ、子どもはスマホやゲームから離れられないのか〜わが子をゲーム依存にしない親子コミュニケーション』には、悩める親へのヒントが詰まっていました。当事者と専門家、両方の視点から紐解く「親子コミュニケーション」の正解とは。

デジタル機器とのつき合い方は現代の親の悩み

子どものスクリーンタイム(スマホやゲーム等の画面視聴時間)の管理は、急速に変化する現代の子育ての課題になっており、使用時間の長さに伴う心身への影響についても警鐘が鳴らされています。依存症とまではいかなくても、デジタル機器を長時間使用することで、学力低下、生活リズムの乱れ、ちょっとしたことで癇癪を起こすなどの問題行動が出るようになると言われています。

 

ついついデジタルデバイスに子守をさせてしまうことも

このような背景から、使用年齢や時間に制限をかける対応が国際的にも目立ち始めている昨今。子どもとデジタルデバイスとの健全なつき合い方について、正しい知識を身につけることが必須ですが、家庭でどのようなルールを設けるのがよいか、悩んでいる方も多いことでしょう。

 

「ゲーム禁止!」など、親が一方的に決めたルールを押しつけても、子どもは反発するだけです。そこで、自身もゲーム依存症の過去を持つ米国の精神科医カノージア博士が提唱するアイデアを紐解きます。