「全然満足していないんです」。毎年、大学入学共通テストの英語に挑戦し続けている鈴木保奈美さん(59)。今年のスコアは「87点」という高得点ながら、本人の口から出たのは「情けない」という悔しさでした。老眼鏡をかけ、抗えない記憶力の衰えを嘆く──それでも彼女が学びを止めない理由とは。春には舞台『汗が目に入っただけ』で亡くなった母親の「霊魂」役として抱腹絶倒コメディに挑戦するなど、公私ともに挑戦を続ける鈴木さんの「学びへの執念」に迫ります。

今年も大学共通テストの英語に挑戦も「くやしいです」

── 鈴木さんはご自身のエッセイのなかで、娘さん3人がインターナショナルスクールに通ったことで「学校からのお知らせがすべて英語で来るから、読むのは相当鍛えられた」と書かれていますね。Instagramでは大学入試の英語問題に取り組んでいるとの投稿も。今年も1月に大学入学共通テストが実施されましたが、チャレンジされたのでしょうか?

 

鈴木さん:やりました。思いのほか点数が伸びません…。くやしいです。

 

── 点数をお聞きしても…?

 

鈴木さん:今年は87点でした。

 

鈴木さんの2026年大学共通テストの英語の解答。右下に「87」と点数も

── 高得点じゃないですか! 入試問題のチャレンジはいつから?

 

鈴木さん:小6のときに、母から共通一次の問題が載った新聞を見せられて「やってみたら?」とけしかけられたのが始まりなんです。国語の問題をやってみたら、現代文の読解は結構できて。英語の問題は中1からで、さすがに全然できませんでしたが、全国の受験生と同じ試練に立ち向かうのっておもしろいなと。そこから毎年、国語と英語の入試問題に挑戦してきたんです。途中で何度か中断もしつつ、共通一次がセンター試験、共通テストになってからも、英語だけはチャレンジしています。

 

── じゃあ、もう40年近くも続けているんですね。

 

鈴木さん:ただ、今回の結果は自分としては全然、満足していません。5年前は98点でした。そのころに比べると90点が遠いです。根性がなくなっている、根気がなくなっているなと。共通テストは前半が短文、後半が長文問題なんですが、後半になると疲れて眠くなっちゃうんですよ。闘争心がどんどんなくなってきて、文を読むのもめんどうになっちゃって。「もういいや、答えは『1』にしちゃえ!」みたいな(笑)。根気が衰えてしまう自分が情けないと思ってます。