家事に追われているときにかぎって「ママー!」って
── その後ご結婚され、2児の母になられます。Instagramでも家族仲がいい様子が伝わってきますね。HIRØさんの57歳のバースデーの際の投稿で「これからもケンカしても超えていこう!年取って行くたび仲直りを早めにしていこうw ケンカしてもどーせ一緒にいるんだから!」と書かれていたのが印象的でした。普段から夫婦のコミュニケーションは多いですか?
AIさん:そうですね。いろいろしゃべりますね。コミュニケーションが多すぎるせいで、ものすごいケンカになったりもするんですけど。

── どういう理由でケンカするんですか?
AIさん:振り返れば、どうでもいいようなことですね。たとえば、声のトーンとか。「え、どうしたの?」「なにが?普通じゃん」「なんでそんな言い方なんだよ?」「はぁ?」とかいって。で、だんだんエスカレートしていって、最後はもう「てめえ!」「この野郎!」みたいな(笑)。
── 激しいですね…!最近の出来事ですか?
AIさん:去年ですね。わりと最近(笑)。そんなに壮大にケンカしたくせに、もう10分後には握手してたりするんです。この切り替えのよさには我ながら「別人じゃん!」と思ったりはします。子どもがいちばんかわいそうですよね、それに振り回されてるんだから。でも、上の子は慣れてますね。私たちがケンカしてたら、最近は下の子に「もう行くよ、パパもママも最悪だね」とか言って。ただきっと、なんで親がケンカしているのかも、お互い嫌いなわけじゃないということも、わかってると思うんですよね、子どもたちは。
── ケンカもコミュニケーションのひとつ、という感じなのでしょうか。普段から夫婦で出かけたりもするのですか?
AIさん:仕事の合間にさくっとランチに行ったりしますよ。回転寿司とか(笑)。
── いい関係ですね。育児や家事の分担でルール化してることってありますか?
AIさん:あります。洗濯は彼。で、弁当は私。これはとりあえず、基本ルールです。あとは、お互いいるときといないときがあるので、そこはしょうがないからワンオペです。とはいえ、家事分担でケンカすることもありますよ。「やるって言ってたじゃん!」って。だから最近は家族全員が見られる場所にカレンダーを貼って、全員の予定を書き込んでいます。「事前に書いてるからね!」ってお互い有無を言わせない感じですね。
でも、疲れて家に帰ってきたあとに家事やらないと…ってなることもあるじゃないですか。そんなとき、家事をしながら「私は座る暇もないのに!」って思わず言っちゃって、「じゃあ座ればいいじゃん」っていう夫の言葉にモヤモヤしたりもします。
子どもたちも、家事に追われているときにかぎって、「ママー!なんか落ちてるー!」ってわざわざ言ってくるんですよね。「ママー!」って呼ばれるの、うれしいんだけど、嫌になるときもありますよ(笑)。たまに聞こえないフリしちゃいます。