個人個人で歩いているけど手は繋いでいる感じ

── きっと、そうやってお互いが相手のことを考えていることがにじみ出て、SNSなどで「理想の結婚」とも言われるのかもしれませんね。ちなみに、山井さんにとっての「理想の結婚」とは?

 

山井さん:私は結局、自分のことがいちばん大切で好きなんですよね。だから、結婚するまでは誰かと一緒の人生を歩むということが想像しづらかったんです。それもあって、結婚に対する理想像みたいなものを描いたことがありませんでした。でも、いざ結婚してみたら、私にとっては「今」が理想的なんだろうなと感じます。

 

エレガント人生
新婚ほやほやの山井さんと中込さん

──「今」はどのような関係なのでしょうか?

 

山井さん:個人個人で歩いているけれど、手は繋いでるみたいな感じですかね。干渉し合うことなく「一緒にいる時間は大事だけど、やっぱり自分がいちばん大事だよね」みたいな感覚をもつ者同士なのがいいのかも。

 

── やはり、中込さんとすごく気が合うんですね。とはいえ今後、恋愛感情を抱いて結婚していないことで、心配もあるのでは。たとえば、お互いに「恋愛」として好きな相手ができたりすることは…。

 

山井さん:ないですね。そもそも私、恋愛っていうものが、なんというか…好きじゃないわけじゃないけど、恋愛体質の逆…というか。あんまり人のことを好きにならないので。それに、私にとって悠ちゃんがすべての人間のなかでベストオブベスト。私がいちばん好きなのは悠ちゃんなので、今後、恋愛的に他の人を好きになることはありません!

 

── そう断言できるなんてカッコいいです!中込さんは、山井さんにとってどのような面で「ベストオブベスト」なのでしょうか?

 

山井さん:なんだろうな、趣味も違いますし、じっくり見ると違う部分もあるんですけど、基本的な性格をグラフに表したとすると、それがほとんどピッタリ合致すると思うんですよ。結婚指輪を選ぶときも、いいと思うものがぴったり合ったので、すぐ決まりましたし。意識せずともほとんどすべての価値観が同じなんだと思います。それに気づいたときに、やっぱりこの人と結婚してよかったなと思いました。

 

── それほど考え方が同じだと、やっぱりケンカをすることはない?

 

山井さん:そうですね。ケンカはしないです。何かあっても絶対に謝りますし、長引くことはありません。思ったことはふたりとも我慢しないけど、言い方は気をつけるということを意識しています。