いつかふたりでスナックをやりたい

── デリケートなお話で恐縮ですが、お子さんについてはどう考えていますか?

 

山井さん:今のところは特に話していないですね。何よりもエレガント人生の活動が大事で、それが第一優先なので、まずはそれですね。「エレガント人生を大切にしたい」という話をとにかくしています。

 

── そうなんですね。エレガント人生というコンビとしては、どのような今後を描いていますか? 

 

山井さん:基本的には「エレガント人生という名前でふたりで活動していく」ということがいちばん大事だなと思っています。コンビってマラソンのようなところがあるので、あまりスピードを出しすぎると息切れして、心身がダメになってしまうこともあると思うんです。そこを、長く走っていくためにペースを調整して、自分を追い込みすぎずにやっていきたいなと。

 

だから、爆発的に「バズる」とかはむしろ避けたい…は、ちょっと言いすぎだな。でも、「そうならないほうが、うちらにはいいかもね」くらいの感じではいます。続けていくことがいちばん大事なので、私たちが60歳とか70歳でピークがくるくらいの緩やかな上昇をずっと続けていきたいです。ゆっくりゆっくり着実に、坂を上っていけたらいいなって。

 

── では、夫婦としての理想像は?

 

山井さん:これも「今」を続けることですね。今以上に心地がいい空気はないなと思うので。あと、よく「将来的にふたりでスナックとかやりたいね」と話しています。スナックのオーナーになって、若い人に働いてもらって、たまにうちらは顔を出して、お酒飲みに行きたいよねって。いくつになっても小さな楽しみがあって、今のみたいに仲のいい夫婦でいられたらなって思います。

 

── 私もいつか、そういう相手を見つけたいです(笑)。

 

山井さん:きっともう出会ってますよ!こんなに憧れてもらえるなんて、悠ちゃんとは一生ケンカできないですね(笑)。

 

取材・文/髙木章圭 写真提供/山井祥子