どんぶりにもお弁当にも 

甘からのたれにはお酢が入っているので、さっぱりと食べられるこのレシピ。イチオシの食べ方は、白いご飯と食べることだそう。ご飯になすの蒲焼と卵黄を乗せてどんぶりにすると絶品。また、冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにもおすすめとのことでした。

 

どこの家庭にもある材料・調味料で簡単においしく作れる料理を発信しているまいのごはん。さん。この「なすの蒲焼風」が生まれたきっかけを聞いてみると…。

 

「最初は単純になすの照り焼きを作りたくて試作したところ、縦に切り、片栗粉をつけてカリっと焼いたなすの食感とたれによく絡む感じが、うなぎの蒲焼っぽくなったんです。そこで、たれも照り焼きよりも甘味が強くし、蒲焼のたれに近い味に仕上げたので”なすの蒲焼風”と名づけてみました。うなぎは値段が高くてあまり頻繁には買えませんが、なすだと気軽に作れるのでそういう意味でもうれしいレシピになっています。個人的には、うなぎより好きかもしれません(笑)」

 

食卓に出したところ、まいのごはん。さんの家族にも大人気でアッというまになくなってしまったのだそう。SNSにレシピを投稿したところ、実際に作ってみた人から「ごはんが進む!」「悪魔的おいしさ」と絶賛のコメントが相次ぎ、動画の総再生数730万回超えに。

 

「このレシピには海外の方からのコメントも多くて、英語での作り方も急きょ載せました。意外で驚きましたが、いろいろな国の方にも作ってもらえてありがたいです。あと、なす農家の方からもおいしいというコメントをいただいて、なすを作っている方に認められたようで”やった~!”という気持ちになりました。

 

誰でも作りやすい簡単なレシピで、みなさん大好きな味かと思います。うなぎと同じくらいおいしいので、騙されたと思って作ってもらえたらうれしいです」

 

秋なすのシーズン、毎日のご飯にお弁当にと大活躍間違いなしの1品です!

 

取材・文/阿部祐子 画像提供/まいのごはん。