ロマンチックなプロポーズに憧れるも…

── 結局、2回目に会ったのはいつだったのでしょうか?
石川さん:コロナによる外出規制が少し緩和し、外で食事をしても大丈夫になったころに会いました。それまでずっと連絡をとっていたからか、2回目とは思えないほど打ち解けて話すことができました。夫とは14歳離れているのですが、それもあまり感じないというか…。最初から一緒にいると、安心感がありました。
つき合うことになったのはさらにもう一度会ったときなのですが、決め手はとにかく話しやすく、気を使わなくていいところ。それまでにつき合った人たちは「彼の前ではかわいくしなければ…」という気持ちが大きかったのですが、夫にはそういう気持ちはなく。一緒にいるのがラクで、今までおつき合いした人とは違うような感覚でした。
── 安心感がある相手ということで、最初から結婚を意識されていましたか?
石川さん:そういうわけでもなかったですね。つき合い始めて4、5か月経ったころに、ちょうど私の家の賃貸の更新時期がやってきたんです。それで、「じゃあ、いっしょに住む?」という話になり、そこから少しずつ結婚を意識し始めた気がします。夫はそのとき44歳だったので、年齢的にそのころには結婚を視野に入れていたのかもしれません。
── プロポーズされたのはいつだったのでしょうか?
石川さん:それがプロポーズはされていないんです。私はロマンチックなプロポーズに憧れがあったのですが、一緒に住むようになって「結婚はいつごろする?」「親への挨拶はどうする?」といった感じで、なんとなく話が進んでしまい…。
私としては夫が話をどんどん進めていった印象なのですが、夫いわく、私にお尻を叩かれたと(笑)。入籍日は決まったのに結婚指輪も買っておらず、「結婚発表の写真を撮るときに指輪がないのはおかしい!」と、私が急かして買いに行ったのでそう思われたのかもしれません。
── ご両親の反応はいかがでしたか?
石川さん:驚いてはいましたが、「お笑い芸人・ゆってぃ」としてすでにテレビなどで活躍を知っていてくれたので、安心したようです。結婚の挨拶のために気合いを入れて実家に行ったのですが、こちらから結婚について話す前に父から「いつ結婚するの?」と切り出されてしまい、夫は先に言われたことに焦っていました(笑)。