「ごはんと旅は人をつなぐ。」をテーマに、おいしいごはんや素敵な旅を通じて、人と人を繋ぐ。そんな活動をしている料理家・ダーダこと山田英季さんによる、連載エッセイ。山田さんの「今これが食べたい」を、作っているときの熱量も一緒にお届けします。今回ご紹介いただくのは、冷めてもおいしい料理なので、暑い日にぴったりの「揚げなすのスパイシーナッツソース」。
#32 夏の名残を感じる「揚げなすのスパイシーナッツソース」
エアコンの効いた部屋で、薄手のなにかを羽織って過ごし、外では汗をふく。なんとも言えない季節です。
食材も少しずつ変わりを、八百屋には桃の横に梨も見かけるようになりました。
まだまだ暑い日が続くので、なすを使って、スパイシーな料理を紹介したいと思います。夏の名残を感じる、揚げなすのスパイシーナッツソースを作ります。
まずは、ボウルに調味料を入れてタレを作ります。甘酸っぱいソースにクミンやガラムマサラを入れてスパイシーな味わいにします。
なすは8等分のくし切りにして、塩と片栗粉をまぶします。
カシューナッツは粗く刻んでおきます。
フライパンで多めのサラダ油を温め、なすを転がしながらカリッと焼き、焼けたものからキッチンペーパーなどに取ります。
器になすを盛りつけ、ソースをかけて、カシューナッツをのせれば出来上がりです(パセリをかけても美味しいです)。
冷めてもおいしい料理なので、暑い日にぴったりです。ぜひ、お試しください。
9月の台所三箇条
- 残暑の料理には、スパイシーな香辛料を使う
- 冷めて美味しい料理が吉
- 秋なすは、嫁でも食べる
「揚げなすのスパイシーナッツソース」
本日の材料 2人分 (調理時間:15分)
- なす…………………2本
- カシューナッツ……6粒
- 塩……………………小さじ1/2
- 片栗粉………………適量
- サラダ油……………適量
<A>
- しょうゆ……………大さじ2
- きび砂糖……………大さじ1/2
- 酢……………………大さじ1
- クミンシード………小さじ1/2
- ガラムマサラ………小さじ1/2
- ごま油………………大さじ1
作り方
①ボウルに<A>を入れて、混ぜる。
②カシューナッツを粗く刻む。なすは8等分のくし形切りにして、塩と片栗粉をまぶす。
③フライパンに多めのサラダ油を温め、なすを入れて、表面がカリッとするまで転がしながら焼く。キッチンペーパーにのせて油をきる。
④器になすを盛りつけ、<A>、カシューナッツをかける。
料理製作・文・写真/山田英季 構成/松崎愛香