夢がひとつ叶って見えた景色
── それはどういう意味ですか?
竹田さん:おもしろ荘に出演してわかったんですが、他の芸人さんたちがとってもおもしろくて。ガツガツいく感じが、私とは全然違うんです。
あそこに出ていた芸人さんは、すべてを捨てて飛び込んでいけるエネルギーや若さを持っている。お笑い芸人はそういう人たちに任せて、自分はもっと違う分野でこれまでの経験を活かしたほうがいいのではと思ったんです。
── もう芸人としての活動は辞めるということでしょうか?
竹田さん:そうではなくて、芸人の枠にこだわらず子育て中の等身大の自分にしかできないリアルをエンタメに変換して活動していきたいという意味です。私が自信を持ってやれるのは、そっちだなと。
20歳から演劇をやってきて、途中から芸人志望に転向。テレビ出演がひとつの目標でした。おもしろ荘に出演できたことで、それが叶い、私が目指す世界は少し別のものかもしれないと気づいたんです。