地元・富士市のワークショップに手応え

── 2022年2月に、ワークショップ「竹田こもちこんぶ爆笑LIVE~子育てあるある相談会~」を開催されました。地元・富士市が子育て支援を目的に、妊娠中から子育て中の方を対象に企画したものだそうですが、たとえばこういった活動に力を注ぎたいということですか?

 

竹田さん:そうですね。まだ試行錯誤していますが子どもだけでなく保護者自身が楽しめるイベントができたらいいなと思います。

 

今までやったのは、お母さんに舞台上で、「初めて買ったCDは?」「バレンタインデーの思い出聞かせて」と書かれたフリップに沿ってしゃべってもらう自己紹介や、子育てあるあるのフルーツバスケットなどです。

 

フルーツバスケットのお題で「子どもには野菜食べろと言っているのに、自分は昼、菓子パンで済ましている人!!」でワーっとなるのに対して「旦那さんのことを愛している人!」だとシーンとなって、それで爆笑が起きたり。

 

竹田こもちこんぶさん
竹田さんは、子育てする人に向けたワークショップも実施している

── そうした強弱のバランスは、竹田さんがこれまで培ってきたものが活きますね。

 

竹田さん:かつて役者として活動していた劇団での経験もヒントになっています。

 

5W1H(いつどこで誰が何をしたか)のお題で、フリー演技をするレッスンがあったのですが、これを保護者にやってもらったらどうかなと考えたり。

 

お母さんって普段、子どもの話はするけれど、自分についてはよほど仲良くならないと話さないんですよね。そこをあえて、初対面で掘り下げたらおもしろいなと。

 

こうした活動は、子連れが多いのでワチャワチャしたりするのですが、それがまた楽しいんです。自分に合っていると感じるので、今後はこうした活動を全国に広げていきたいです。

 

竹田こもちこんぶさん
「子育てあるあるフルーツバスケット」を楽しむ保護者たち

── もともと人を楽しませたりコミュニケーションすることが好きなんですね。

 

竹田さん:私は演劇をずっとやってきたおばさんです。そんな私にできるのは、演劇やお笑いの要素を活かして、子どもたちやお母さんたちに楽しんでもらうことかなと。

 

今やっているワークショップのなかでいろいろ試して、今後の活動のヒントを探っていきたいですね。

 

もちろんテレビに呼んでくださるようでしたら、ありがたく出させていただきます!よろしくお願いします!


取材・文/夏野久万 画像提供/竹田こもちこんぶ