投資を始める前にすべきことがある

ただ、物価高騰で家計が苦しく、余裕資金もない状態での投資は賛成できません。資産を安全に増やすにはNISA制度などによる長期の積み立て投資を前提としますが、準備なく始めたら長続きせず、成果も得られません。

 

ですから、投資の前段階として、余裕資金づくりの貯金が先決といえます。そのために今年は家計を整えることを目標とする。物価高騰に負けない、貯まる仕組みを築くことをおススメします。

 

家計を整える方法といえば、家計簿が思い浮かぶでしょう。私たちも相談者には推奨しています。いまでも書き方の相談が絶えず、家計管理の王道として、定着していますよね。

 

とはいえ、家計簿をつけるのを面倒に感じたり、結果長く続きしない人が少なくないはずです。お客様からもそういった声をよく耳にします。

 

失敗しがちなのは完璧を目指すケースです。いまは電子マネーやスマホ決済など目に見えないお金もあるため、管理がより難しくなっています。そこで完璧にやろうとしたら、嫌気がさしてしまいます。

 

使途不明金をよしとし、つける費目は食費と日用品費のみとするなど、ゆるい管理でOKとすること。意気込まず、労力をかけすぎず、トライしてみてください。